岸田自民「車座対話」は身内のみのアリバイ集会 茂木幹事長“口だけ謝罪”威圧感に参加者委縮

公開日: 更新日:

 裏金事件をきっかけに、岸田首相が始めた車座対話集会。もともとは、地方の首長が住民参加者とひざ詰めで意見交換するものだが、岸田首相は不人気回復策としての地方行脚を考えた。

 しかし実態は身内を集めてのアリバイ集会。6日の熊本市の車座に集まった有権者18人のうち15人は商工会議所や建設業協会などの支援団体。冒頭では批判も出たが、その後は和気あいあいと自民党への要望を聞く会になった。

 車座対話はこれまで全国6カ所で開かれている。そのうち茂木幹事長が4回、岸田首相と渡海政調会長が各1回。集められたのは自民党県連や業界団体の幹部。

「茂木さん、謝罪は口だけで、あとは威圧的な態度でニラむので発言なんかできなかった」(石川県連関係者)

 本当に反省して有権者の意見を聞くなら、地方の駅前やスーパーの前に立って「なんでも聞いてくれ」とやるべきだが、そんなことは怖くてできない。

 何をやっても付け焼き刃。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも