コロナ禍明けで飼い犬が「分離不安定症」に…軽症ならフェロモン剤で治る

公開日: 更新日:

 感染症法上の新型コロナウイルスの位置づけがインフルエンザと同じ5類になって1年あまり、皆さんの生活はコロナ禍前に戻っていると思います。しかし、ワンちゃんの中には、コロナ禍が明けたことで、精神的なバランスを崩しているケースもあるのです。そんな事例を紹介します。

 コロナ禍では、在宅勤務が定着。ワンちゃんにとっては、飼い主さんとの生活が密になり、うれしい毎日だったかもしれません。しかし、そんな巣ごもり生活が少しずつコロナ禍前の日常生活に戻るにつれて、飼い主さんは在宅勤務を減らし、通勤して仕事するスタイルになり、中には飼い主さんと離れる寂しさから精神的に不安定になるワンちゃんもいるのです。

 獣医学的には分離不安症といいます。多くは軽症です。その症状は、留守番ができなくなる、留守中に飼い主さんを捜すように吠える、など。飼い主さんがいるときに気を引こうとして、トイレ以外の場所で排泄したり、モノを壊したりといったことも少なくありません。当院でも、7頭います。

 重症化すると、攻撃的になり、特定のキッカケで飼い主さんを噛むこともありますが、7頭はすべて軽症でした。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  3. 3

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 4

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 5

    高市首相「世界の真ん中で咲き誇る日本外交」どこへ? 中国、北朝鮮、ロシアからナメられっぱなしで早くもドン詰まり

  1. 6

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  2. 7

    阪神・佐藤輝明の侍J選外は“緊急辞退”だった!「今オフメジャー説」に球界ザワつく

  3. 8

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  4. 9

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  5. 10

    古川琴音“旧ジャニ御用達”も当然の「驚異の女優IQの高さ」と共演者の魅力を最大限に引き出すプロ根性