新橋の老舗「ニコラス」のピザで蘇る家族の思い出

公開日: 更新日:

ニコラスの味を途絶えさせないで!

 今回は新橋での打ち合わせの帰りにランチを楽しむことに。目の前には昭和の名残、ニュー新橋ビルがある。虎ノ門ヒルズができて、マッカーサー通り周辺がオシャレになっても、この界隈の猥雑さは昭和そのもの。ニコラスの狭い入り口から地下に下りると雰囲気は一変する。そこには40年代の昭和がある。客はニコラスをよく知っている年配の常連に加え、レトロな雰囲気を好む若い女性も多いようだ。

 支配人の金井さんを捕まえて六本木店の思い出話を始めたら止まらなくなってしまったアタシは、調子に乗って「とにかくニコラスの味を途絶えさせないように新橋だけでも頑張って!」。笑顔で対応してくれた支配人は「この店だけは残してくださいって、六本木店にいらっしゃっていたお客さまたちからも言われます」。きっとアタシみたいなニコラスファンが多いのだろう。

 ところで、今回いただいたのはサラダ、スープ、コーヒー付きのピザランチ(1300円)とグラスビール(350円)。サイズは小さくても味は昔のまま。今では30センチのラージはないので、次回は24センチのレギュラーを大ジョッキでやっつけに来るとしよう。(藤井優)

○ニコラス新橋店
 港区新橋3-16-2 太洋ビルB1

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菅野智之めぐり「ドジャースvsヤンキース」争奪戦へ…オリオールズで孤軍奮闘もトレード要員へ待ったなし

  2. 2

    「聘珍樓」の3度目の倒産は“氷山の一角”か…格安店の乱立で高級中華が苦境に

  3. 3

    パワハラ報道の橋本環奈"人気凋落"が春ドラマで鮮明に…一方で好感度上げたのは多部未華子

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    さようなら元横綱白鵬…最後の最後まで“問題児”ぶり炸裂、相撲協会は「退職届」受理へ秒読み

  1. 6

    ドジャース大谷がヤンキース現体制を粉々に…「やはり獲得すべきだった」批判再燃へ

  2. 7

    「フラッと大阪万博」にトライ! 予約なし、行列を避けてどこまで楽しめるのか

  3. 8

    進次郎農相の痛恨ミス…備蓄米5キロ1800円でも相場が下がらないカラクリ

  4. 9

    出会いから10日で再婚…梅宮アンナに漂う危うさ

  5. 10

    秋篠宮家の初孫、慶事なのに…眞子さんの出産をテレビ・新聞は当初スルー、宮内庁発表が遅れたミステリー