あわや大惨事! 宮崎空港の不発弾爆発に「他の空港でも起こり得る」と戦史研究家が強く警鐘

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 そのような爆弾の一部が不発弾として残り、事故が起きてしまった。陥没現場の画像を見て、稲田氏はある違和感を覚えたという。

「よく画像を見てみると、爆発の中心点の周囲に黄色の粉が散乱しているのがわかります。黄色い粉は爆薬で、経年劣化などの要因により爆発が不完全なものだったことを示しています。250キロ級の爆弾が完全に爆発したのであれば、半径20メートルから30メートルのクレーターができ、誘導路だけではなく滑走路にまで被害が及んだはずです」(稲田哲也氏)

 爆発前には旅客機4便が陥没した誘導路を通過するなど、あわや大惨事にもつながりかねなかった今回の事故。

「現在の日本の空港は戦後に民間転用されているものが多いため、戦時中に軍事標的にされた箇所もあります。他の空港でも宮崎のように、不発弾が爆発することは今後も起こり得ます」(稲田哲也氏)

 国交省は今回の爆発事故を受け、旧軍用飛行場だった空港を中心に不発弾の残存調査を行う方針を固めている。

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