投開票日迫る裏金総選挙…メディアの「出口調査」に答える必要はあるのか、ないのか?

公開日: 更新日:

 長期間に渡って組織的かつ常習的に裏金作りを続けてきた自民党に有権者は果たして鉄槌を下すのか。

「裏金による、裏金のための、裏金政治」--。こんな造語までささやかれている今回の衆院選。

 注目はやはり、裏金候補の当落だが、近年の選挙で強く指摘され始めているのがTVメディアなどによる「ゼロ打ち」の是非だ。

「ゼロ打ち」とは、報道機関が各選挙区の情勢調査などを踏まえ、まだ開票が始まっていない投票の終了時刻直後の午後8時に当選確実を速報することだ。開票率が「ゼロ%」の段階で当選確実を報じることから「ゼロ打ち」と呼ばれるのだが、当落判断を左右する最大の決め手は「出口調査」だろう。

 投票所の外で待機した記者やアルバイトが、投票を終えたばかりの人に投票した候補者や政党を直接聞いて集計する手法。アンケートする相手は適当ではなく、事前に性別、年齢、地域、サンプル数などを綿密に計画するのが一般的だ。

 かつては紙に書いた集計結果を一つ一つ手作業でパソコンに入力する必要があったが、近年は投票した人に通信機能を備えたタッチパネルを渡して入力してもらうスタイルへと変わり、リアルタイムで集計が可能になった。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か