自民裏金「非公認」候補が窮地!頼みの綱の公明党が“石破びいき”シフトで21万票が消える

公開日: 更新日:

 27日投開票の衆院選は、21日から後半戦に突入。裏金議員は非公認か比例重複が許されず、1票差でも負ければ一瞬で“ただの人”に転落する。頼みの綱の公明票も、どうも頼りにできない状況だ。原因は公明党の「石破びいき」である。

「石破さんは総理就任直後に公明党大会に参加。鳥取県知事だった父と創価学会の池田大作名誉会長の縁から、自らと新代表の石井さんとの関係に至るまで丁寧に説明し、たっぷりとリップサービスしました。公示直前には石井さんと『次期代表』と目される政調会長の岡本三成さんの選挙区入り。18日には苦戦中の公明前職の稲津久さんの北海道10区に応援に入った。石破さんの行動に学会関係者はいたく感激し、すっかり石破寄りになっている。そのため、選挙後に『反石破』の急先鋒となり得る旧安倍派の裏金議員の支援には、消極的になりかねません」(官邸事情通)

 公明離れの筆頭格が東京24区から非公認で出馬している萩生田元政調会長である。

日本維新の会の松井前代表が19日、萩生田さんの応援に駆け付けたことが、公明関係者をザワつかせています。維新と公明は関西の6選挙区で直接対決。松井さんは現在、一私人とはいえ維新創設者のひとり。公明から見れば、萩生田さんとの接近は面白くないでしょう。さらに、高市前経済安保相が応援入りしたこともネックです。萩生田さんと高市さんは今後、反石破の先頭に立ち得る存在。2人を支援して勢いづかせては、石破さんとの関係が壊れかねない。何だかんだ最終的に公明は萩生田さん支援に回るのではとの見方もありましたが、立ち消えしたともっぱらです」(同前)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波