2025年度共通テスト出願者は7年ぶり増加 私立では新推薦入試で志願者増の東洋大に注目

公開日: 更新日:

 この東洋大学の推薦入学の学科試験日は12月1日で、「個別学力検査の試験期日は2月1日から3月25日まで」という「大学入学者選抜実施要項」に違反するという見方も出ており、大東文化大のケースも含め、文科省も問題視している。ただ前述の関西型の先例もあり、東洋大もひいてはいない。

■医学部の地域枠など新設や定員増の動き

 今まで国民総医療費の抑制の視点から医者を増やすな、という国の方針で医学部定員を抑制してきたが、近年、地域医療の現場で医師不足が顕在化しており、医学部定員増を認め、また医学部の地域枠を拡大することに方針を転換したようだ。地域枠とは、一定期間期間その地域の医療機関で勤務すれば貸与型奨学金が免除されるという制度である。

 東北大学医学部も、国立大医学部のない岩手県と福島県を対象にした地域枠を設けるなど、積極的だ。群馬大学医学部も地域枠の人員を増やしている。

 首都圏私大の医学部でも、地方の県で地域枠を実施しているケースが増えている。例えば、群馬県では新たに東京医科大、杏林大、帝京大などの医学部に地域枠を設けた。栃木県でも自治医科大のほかに独協医科大に地域枠を設けている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  2. 2

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  3. 3

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  4. 4

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  5. 5

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  1. 6

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  2. 7

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  3. 8

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  4. 9

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  5. 10

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」