著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

信用・信頼・尊厳はお金では取り戻せない…年末の大掃除には要注意!

公開日: 更新日:

 女子はモテるし、必要なアイテムも揃いやすい。周りの男たちが優しくしてくれる。金持ちのヘビープレーヤーが声をかけてくれるのだ。わざわざ自分で強い装備品を揃えなくても、一緒にいるだけでどんどんレベルが上がっていく。

「これで、お金を使わなくて済むわ?」

 でも、女子特有の言い回し、しぐさ、振る舞いなどは、何となくギコちない。チャット上のやりとりとはいえ、ボロが出やすいのだ。

「もっと女子力を高めなきゃ?」

 でも、その日はついにやってきた。仲間たちとオフ会の約束をしてしまったのである。

「これは女装していくしかないか……」

 結局、「おネエ」という設定で、その場を乗り切ることができた。でも、用意したカツラ、化粧品、スカートにヒール、これの後始末に困る。

「押し入れの奥にでもしまっておくか……」

 それからすぐに冒頭の大事件が起こったことは言うまでもない。

 年末の大掃除を完全にナメていた。バチが当たったのである。シニアになって分不相応なものに、手を出してしまった天罰だ。

 そしてこれだけは言える。何十年も築き上げてきた「信用」「信頼」「尊厳」などは、決してお金では取り戻すことはできない。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  2. 2

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

  3. 3

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  4. 4

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  5. 5

    (1)長嶋茂雄氏の「逆転巨人入り」は、銚子の料亭旅館の仲居さんの一言から始まった

  1. 6

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    今秋ドラフトで割食う巨人…“恋人”の創価大・立石正広が「ミスターの後継者」候補と評価急上昇

  4. 9

    長嶋茂雄さんの「まさかの一言」で高級ブランドショップ店員は素っ頓狂な声をあげ目を白黒させた

  5. 10

    北川景子が味わった二度の挫折 仕事の間にロケバス内の猛勉強で明治大商学部に合格した努力家