著者のコラム一覧
金森たかこマナー講師

大阪府出身。ビジネスマナー講師として、企業や行政機関などで講演・研修・コンサルを行う。フリーアナウンサーとしても活躍。

小寒の時期に旬を迎える寒鰤はめでたい「出世魚」だが、関東と関西では呼び名が異なる

公開日: 更新日:

 二十四節気の中でも「春分」「秋分」「夏至」「冬至」などは馴染み深いですね。今月は、5日の「小寒」と20日の「大寒」があります。

①小寒(5日)

「冬至」の次に訪れるのが「小寒」です。この日は本格的な寒さの始まりを意味し、「寒入り」とも呼ばれています。

 この時季の旬といえば寒ブリです。冬に脂がのるブリは別格とされ、小寒から大寒にかけてよく食べられます。また、ブリは成長とともに名前が変わる「出世魚」としても知られ、おめでたい魚とされています。

 ブリの呼び名は地域によって異なり、例えば関東では「ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ」、関西では「ツバス→ハマチ→メジロ→ブリ」といった具合に変化していきます。

②大寒(20日)

 小寒から大寒、そして寒が明ける立春の前日までの期間を「寒内」といいます。一年中でもっとも寒い時季です。

 寒い日が3日続いた後、比較的暖かい日が4日続くという意味の「三寒四温」という言葉、春先に使われることが多いですが、実は冬の季語。冬の気候を表す言葉です。

 また、この時季に生まれた卵は「寒卵」と呼ばれ、冬の厳しい寒さの中生まれた栄養豊富な卵として珍重されてきました、特に大寒初日に生まれた卵は「大寒卵」と呼ばれ、縁起物とされています。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾