大阪万博は4月開幕でもコロナ&インフルのパンデミックに要注意…専門家が懸念する「変異株の流入」

公開日: 更新日:

冬場ではないが油断は禁物

 コロナやインフルの集団発生に関しても〈十分注意が必要〉と警告。万博の開催期間は4月13日~10月13日の半年間だ。冬場ではないとはいえ、油断は禁物だ。

「インフルは南半球から持ち込まれる可能性がありますが、気温・湿度が低い環境ではやるので、開催期間中の感染爆発は考えにくい。一方、コロナは春前に落ち着き、ゴールデンウイーク明けから感染が増え始める傾向にあります。新たな変異株が流入する恐れもあり、楽観視はできません」(昭和大医学部名誉教授の二木芳人氏=臨床感染症学)

 万博の想定来場者数は2820万人。国内屈指のテーマパークである東京ディズニーランドの年間来場者数(約1500万人)のほぼ倍の人数が、半分の期間に全国最多のコロナ死者を出した大阪へ殺到する──。

 感染爆発が杞憂に終わればいいが、果たしていかに。

 ◇  ◇  ◇

 インフルエンザとマイコプラズマ肺炎の感染が拡大する中、新型コロナウイルスの感染者も増加。自分や自分の家族はインフルエンザ、マイコプラズマ、コロナのパンデミックに対して、どう対策を講じるか。●関連記事【もっと読む】『インフルとコロナ患者の激増で発熱外来が大混雑…院内感染も』もあわせてどうぞ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「U18代表に選ぶべきか、否か」…甲子園大会の裏で最後までモメた“あの投手”の処遇

  2. 2

    コカ・コーラ自販機事業に立ちはだかる前途多難…巨額減損処理で赤字転落

  3. 3

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  4. 4

    参政党・神谷宗幣代表 にじむ旧統一教会への共鳴…「文化的マルクス主義」に強いこだわり

  5. 5

    山﨑賢人&広瀬すず破局の真偽…半同棲で仕事に支障が出始めた超人気俳優2人の「決断」とは

  1. 6

    ご都合主義!もどきの社会派や復讐劇はうんざり…本物のヒューマンドラマが見たい

  2. 7

    「石破続投」濃厚で党内政局は形勢逆転…そしてこれから始まる“逆襲劇”

  3. 8

    福山雅治「フジ不適切会合」参加で掘り起こされた吉高由里子への“完全アウト”なセクハラ発言

  4. 9

    巨人・坂本勇人に迫る「引退」の足音…“外様”の田中将大は起死回生、来季へ延命か

  5. 10

    自民保守派が“石破おろし”で分裂状態…次期党総裁「コバホークだ」「いや高市だ」で足並み揃わず