著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

「レインボー柄の靴下」裁判始まる 裁判所による傍聴者への服装制限は妥当か?

公開日: 更新日:

 福岡地裁で同性婚訴訟を傍聴しようとした男性が、レインボー柄の靴下を理由に制限を受けたことを不当とし、国に損害賠償を求める1回目の裁判が13日に行われました。

 この男性は、裁判所の職員から靴下の柄を隠すように求められ、仕方なく柄の部分を内側に折り曲げて入廷したそうです。

 裁判の傍聴は、憲法が保障する「裁判の公開」の原則に基づく、誰もが持つ権利です。本件は、裁判所が秩序を維持するために行使できる「法廷警察権」の運用が適切だったのかを問う、重要な裁判となります。

 今回問題となっている法廷警察権とは、裁判の秩序を維持するために裁判長や裁判官が行使できる権限のことを指します(裁判所法71条)。たとえば、法廷内での騒音、不規則発言、示威行為など、裁判の公正な進行を妨げる行為があった場合、裁判長は退廷を命じることができます。過去には、裁判所が法廷警察権を行使し、傍聴席でのメモ取りを禁止したことがありましたが、最高裁はこれを「合理的根拠を欠く」と判断し、裁判所の対応が違法であると認定した事例もあります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    (1)東京・杉並区を流れる善福寺川周辺にも、「アサ」「ツル」「カマ」は湿地、「エコ」は川の入江を示す水害地名

  2. 2

    これは「多死社会を先取りした街」の姿だ! 「地域全体が老人ホーム」になったドヤ街「山谷」で、オヤジさんたちがカラオケを楽しむ居酒屋に突撃してみた

  3. 3

    荻窪「銭湯GOKURAKUYA」銭湯では珍しいセルフロウリュにウキウキ

  4. 4

    「あの人、もったいなかった…」ではもう遅い! 婚活男性を次々断る“ポイポイ婚活”女性の落とし穴

  5. 5

    9月も漁獲量8割減…歴史的不漁で1匹400円のサンマに続き秋サケ・サバも全滅危機

  1. 6

    (2)「丸子「野毛」「等々力」など東京と神奈川で同じ地名 多摩川の氾濫で分断された水害の痕跡

  2. 7

    ドヤ街「山谷」の憩いの場・玉姫公園で見た異様な光景 「倒れている人がいるのが当たり前」という“異世界”を目の当たりに

  3. 8

    男女平等「世界117位」の日本、古代は先進国だった? 16代の天皇のうち8代が女性だった「女帝の時代」

  4. 9

    (4)大阪「梅田」は埋立地を示唆 東日本大震災で液状化した関東3エリアに共通する地名「日の出」が偶然でない理由

  5. 10

    (3)東京・港区愛宕の「アタ」も横浜・野毛の「ノゲ」も崖地 首都圏沿線の「丘」「台」は崩壊地名の可能性

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    萩本欽一〈47〉気仙沼ちゃんは民宿4軒経営の大女将に 説教してテレビで夫を募集させた甲斐があった

  2. 2

    阿部慎之助にした「今ならパワハラで即クビ」の指導&落合博満から学んだ仰天トレーニング

  3. 3

    モグライダーともしげが埼玉の中高一貫ミッションスクール聖望学園で打ち込んだアメフト《26年夏番外編》

  4. 4

    千葉秋季大会開幕も専大松戸が「来春センバツを狙う」と宣言できない切実なチーム事情

  5. 5

    萩本欽一〈46〉斉藤清六が泣きながら持ってきた1000万円、追い返そうと思って貯金額を聞いたら驚いた

  1. 6

    広島4番栗原に敵将・落合監督は「四球でいい」と助言を…

  2. 7

    timelesz猪俣周杜「傷害容疑で逮捕」に“ダブルでガッカリ“…ファンの計り知れない失望

  3. 8

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 9

    萩本欽一〈45〉斉藤清六を全国区にした誰も知らない裏話 “弟子入りNG”から評価を一転させたんです

  5. 10

    4度結婚した宇野千代の“不倫”をNHK朝ドラ「ブラッサム」はどう描く?「カーネーション」は真正面から