2025年は「マイナ離れ元年」になる…27万人がウッカリ失効の恐れ、無保険のリスクも

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「カードを保有するメリットを多くの人に実感していただけるよう取り組みを進めていく」--。平デジタル相は先月11日の衆院特別委員会で、マイナカードの利用促進に力を込めた。相変わらず鼻息荒いが、これから面倒な更新手続きに悩まされる利用者は見えていないのか。

 マイナカードの有効期限は10年。各種証明書のコンビニ交付や確定申告、マイナ保険証としての利用などに必要な「電子証明書」の有効期限は5年だ。

 今年度はマイナカードの発行開始から丸10年、マイナポイント事業の開始から5年を迎える。1枚のカードに2つの有効期限があることに加え、ちょうど期限切れのピークが重なるせいで、更新が殺到しそうだ。

 総務省の想定によると、今年度に電子証明書の期限を迎えるのは約1580万件、これとは別にカード自体の更新が約1200万件と計2780万件に上る。ちなみに来年度は計2020万件、再来年度は計2810万件の見通しだ。

 電子証明書の更新手続きは原則、カード保有者本人が役所窓口で行わなければならない。カード更新の申請はオンラインで可能だが、新しいカードを受け取るために役所へ出向く必要がある。いずれにせよ“出頭”の面倒は避けられない。

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