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櫻井寛鉄道フォトジャーナリスト

1954年、長野県生まれ。昭和鉄道高校、日大芸術学部写真学科卒。出版社写真部に15年間勤務後、1990年に独立。著書に「日本の鉄道路線と車両の大図鑑」(JR編私鉄編=講談社ポケット百科)、にっぽん全国100駅弁」(双葉社)、「列車で行こう!鉄道王国スイスの旅」(世界文化社)など。

鉄道写真家・櫻井寛氏がオススメする絶景列車メシ(上)

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JR北海道 くしろ湿原ノロッコ号

 意外にも観光列車が少ない北海道で、貴重な1路線が春から秋にかけて釧網本線で運行される「くしろ湿原ノロッコ号」だ。1989年の運行開始から人気で、今年は4月26日にスタートする。

「老朽化してきたこともあり、JR北海道が後継となる観光列車『赤い星』と『青い星』を準備しています。これらが来年3月に走り出すのに代わって引退する予定でしたが、新列車のスタートが間に合わなくなり、来年の続行が決定。『新列車の運行開始後もノロッコ号を走らせてほしい』というファンも多く、そんな方々のためにも応援したい列車です」

 沿線は、見渡す限り釧路湿原。鉄道以外に人工物がまったくない。まさに絶景だ。

「広さ2万8788ヘクタールを誇る釧路湿原国立公園の縁に沿って走ります。湿原の木は低木なので視界を遮るものがなく、本当に遠くまで見渡せる感覚は、東京や大阪などでは味わえません。湿原は野生動物の宝庫でもあり、運が良ければタンチョウヅル、エゾシカ、キタキツネなどに出迎えてもらえます」

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