フロリダ沖に流された少女をドローンで救出! 泳げない釣り人の機転が米国内で話題に
離岸流で沖に流された少女が、釣り人が使用していたドローンによって救出され、話題になっている。
5月15日、米フロリダ州ペンサコーラビーチで、釣り人のアンドリュー・スミスさんがサメ釣りをしていた時、10代の少女が強い潮の流れで沖に流されていることに気づいた。
アンドリューさんはてんかん性疾患のため泳ぐことができないが、サメ釣りのために釣り用の防水ドローンを使用していた。釣り餌を遠くに運んだり海中のサメを観察したりするために設計されたドローンで、最大重量3.5キロの物を運搬することが可能だ。
アンドリューさんはドローンに浮き具を装着して、少女のいる沖へ飛ばした。2回目の試みで少女の近くに浮き具を投下することに成功。彼女はこれをつかみ、通報を受けて駆け付けた救助隊に引き上げられるまで体力を保つことができた。救出後、医療スタッフによる診察を受け、健康状態に問題がないことが確認され帰宅したそうだ。
救助の様子は、偶然居合わせた男性がスマホで撮影。その動画がSNSで拡散し、メディアにも取り上げられ、ドローンの新たな応用例として米国内外の注目を集めている。動画をご覧になりたい方はフェイスブックで「Andrew Smith」と検索を。