「積水ハウス」が男性育休取得率100%を達成できた理由

公開日: 更新日:

 9月19日は「育休を考える日」。制定した積水ハウスでは独自の男性育休制度を導入している。

「3歳未満の子どもを持つ従業員を対象に1カ月以上の育児休業を推進しており、最初の1カ月は有給で、かつ最大4分割で取得できます。さらに産後8週の期間は分割回数関係なく、1日単位で自由に取得することが可能です。育児休業について考えるための『家族ミーティングシート』というツールを活用。事前に家族で育児休業取得の時期や、休業中の家事・育児についてじっくり話し合い、計画を立てることで、質の高い育休にすることを目指しています」(積水ハウス担当者)

 このような取り組みの結果、2019年度以降は取得率100%を継続しているというから本気度がうかがえる。

■社内フォーラムの実施や、取得計画書を活用

 とはいえ、取得するのに気まずさはないのだろうか。同社では、社内フォーラムを実施して取得者の体験を共有。「育児休業は組織にとってプラスになる」という考え方を定着させ、上司の意識改革から始めたという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑