志茂「テルメ末広」町家風の上品な穴場はランステ利用もOK
テルメ末広(東京・北区)
東京メトロ南北線志茂駅2番出口から志茂旧道を北に歩いて6分ほど。熊野通り沿いの「テルメ末広」は1993年にリニューアルしたそうで、京都町屋風の外観が趣があってよかねぇ。フロントで3代目の徳江康幸さんの息子・晃さんに入浴料+サウナ代850円を払い、サ室フックキーとバスタオル、布マット2枚を受け取ります。
障子壁で和モダンな脱衣場でマッパになったら早速、浴場にお邪魔しま~す。正面にはスカイブルーのラインがアーチ状に隣の女湯まで延びて、魚や猫のカジュアルなタイル画と相まってオシャレですねぇ。洗い場にはリンスインシャンプーなどがそろい、手ぶらでOKなのはありがたい。汗を流したら、まず白湯にザブン。
「湯は地下約130メートルからくみ上げた井戸水を沸かしています」と3代目の奥さま世津子さん。時季により変わる温度は41度。湯船中央にボディーマッサージャー、左のジャグジーは肩や腰にボボボボのジェット3床。2つ目はバイブラ優しめの高温風呂で当日は43度。さらに漢方薬湯は、生薬入りの布袋が漬かった実宝湯で41度でした。
内風呂を楽しんだら、露天でしょう。竹柵に囲まれた岩風呂から空をちらりと見ながら体を伸ばすのは気持ちよかぁ。41度でほどよく温まったら、サウナタイムです。
ドアを開けると、おおっ、なんだこの斬新なデザインは! 変則的な五角形の空間は、下部がダークブラウンのスプルス材造りで、壁上部は薄いグレーの耐熱タイルになっていて、町屋風の外観からは想像できない斬新さにビックリっス。
驚いたのも束の間、床があっちぃ。くの字2段ベンチは定員5人で、上段にどっこいしょしようとしたら、座面もあっちっちで、これまたビックリっス。
「ベンチ下には、蒸気ボイラーからのパイプが隠れています。80度ほどのボナサウナです」との3代目の説明に、マット2枚の意味が分かりました。桃尻がヤケドしないように座面と足元にマットを敷き、久しぶりの瞑想サ活を楽しむぜぃ。
ボリューム低めにTOKYO FMが流れる中、ジリッジリッとした輻射熱が肌を焼き、あぁ、鼻のチリチリ感が気持ちよかぁ~。12分計3分ほどで玉汗が滴り、6分でダラッダラに。この汗だくもたまりませんねぇ。