横浜「冨士の湯」の黒湯の足ツボウオーク2周で59歳はヘロヘロに
冨士の湯(神奈川県横浜市)
JR南武線矢向駅からマクドナルドを通り過ぎて踏切を渡ってすぐ左に見えるのが1961年創業の「冨士の湯」です。下足場のカギを手にフロントでサウナ代+入浴料770円を支払い、サ室用フックキーとバスタオルを受け取ります。フェースタオルが無料とはありがたい。
「露天の温泉風呂がある浴場は、奇数日が男湯、偶数日が女湯です」と3代目・坂秀一さんの奥さま眞由美さん。残念、当日は露天ナシの偶数日でしたぁ。高天井の脱衣場で服を脱ぎ、浴場にお邪魔すると、正面には巨大なタイル画が。先代の故郷・石川県能登町の蓬莱島だそうっス。女湯との壁越しには、タイル画の富士山頂もチラリと見えます。昭和ムードが落ち着きますねぇ~。
「湯は薪と石油を併用して焚いています」と3代目。汗を流し、やや広めの浴槽にザブンすっと、地下約200メートルから湧出する40度のバイブラ黒湯が肌触り滑らかでチモチイイ~。のんびりと黒湯を楽しんだら、隣の白湯もいただきましょう。
41度。広い浴槽にはボタン式のウオーキングジェット(歩行風呂)、ややビリビリ強めの電気風呂、ショルダージェット、冷水枕付きで背中、腰、ふくらはぎなどにボボボのポイントマッサージ(座風呂)2床を備えていますよ。
中でも強烈なのがウオーキングジェットで、尻や太ももに強力ジェットを受けながら、小石で凸凹な床を歩くと、足ツボをビシバシ刺激。歯を食いしばり2周回ると、59歳はヘトヘトでした。「掃除のときに湯を抜いて素足で歩くとマジ痛いです~」と3代目も苦笑いしますが、運動不足解消によさそうっス。
バッチリと下地ができたら、さぁ、サウナに行ってみよー。
ドアを開け、右に遠赤外線ガスストーブを見ながら、正面の2段ベンチ上段にどっこいしょ。定員は余裕の8人。床板とベンチはヒノキ造りで、5年ほど前に張り替えられてからいまなおスベスベなのがよかぁ。「張り替えた当初は強烈なほどでしたよ」という香りはほどよくほぐれる中、テレビをボケーッと見ながら熱波タイムざんす。
グォングォンと重低音でうなるストーブは105度設定。12分計2分ほどで全身から玉汗が滴り始め、4分ほどで滝汗状態。首を垂れると、頭から大粒の汗が落ちてくるぜぃ。容赦ない輻射熱で鼻の奥がチリチリしてきて、鼻から深呼吸はマジ無理だわぁ。ふと、温度計を見ると、えぇ、110度超え! そりゃぁ、鼻も痛くなるわ。1セット目は7分でギブ。