お酒一切なしのクラブイベント「コーヒー・レイヴ」がアメリカでバズる理由
アルコールなし、手にするのはエスプレッソやコンブチャ。
昼間に開催されるダンスパーティ「コーヒー・レイヴ」が全米で急拡大しています。
DLがプレイするダンスサウンドに乗せて、ソフトドリンク片手に踊るコーヒー・レイヴは、約10年前に誕生、ソフト・クラビングとも呼ばれています。ここ数年で人気が急上昇し、去年から今年にかけてイベントの数は、4倍以上に増えたといいます。
背景にあるのは、ますます進む若者のお酒離れ。「ソーバー・キュリアス」という、「より自分らしく健康的に過ごすための、新しいお酒との付き合い方」を重視する人が増えていることです。2025年初めの調査では、Z世代の65%が「今年はお酒を減らす」と回答。また21歳以上の45%は、「これまで一度も飲酒経験なし」というデータもあるほどです。
昼間に行われることが多い「コーヒー・レイヴ」は、夜更かしを嫌う健康志向のライフスタイルにもマッチしています。またお酒を伴わないので、全体的にチケットの値段がお手頃なのも人気。また会場はコーヒーショップの他に、サウナやコールド・プランジ(冷水浴)などを備えた、おしゃれなウェルネス施設で行われるなど、コンセプトの新しさも若者を惹きつけています。