米国でSNSを中心にバズっているエクササイズ…「ジャパニーズ・ウオーキング」って何だ?
この夏アメリカではSNSを中心に、「ジャパニーズ・ウオーキング」というエクササイズが若者の熱い視線を集めています。いったいどんなエクササイズで、なぜ今人気になっているのでしょうか?
ジャパニーズ・ウオーキングの正式名称は「インターバル・ウオーキング・トレーニング(I.A.T)」、約20年前に日本の信州大学の野瀬博教授らが考案したもので、日本では「インターバル速歩」と呼ばれています。ニューヨークタイムス記事では、「高齢化する日本人のための無理のないエクササイズを」ということで開発されたと伝えています。
やり方は、1日30分、3分間の早歩きの後に同じく3分間のゆっくり歩きを5回くり返します。これにより通常のウオーキングに比べて血圧が下がったり、心臓や足の健康の促進にも役立つとしています。場合によっては1日8000歩以上の効果があるとも言われています。
しかし、SNSで今年になって突然バズった理由は、こうしたメリットだけではありません。ヒットの鍵は「ジャパニーズ・ウオーキング」というネーミングです。単なるインターバル・ウオーキングに「ジャパニーズ」を加えることで、異国のエキゾチックで新鮮なテイストと共に、世界有数の長寿・健康国日本のイメージが強く打ち出され、一気にバイラル化したと考えられています。