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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米国でSNSを中心にバズっているエクササイズ…「ジャパニーズ・ウオーキング」って何だ?

公開日: 更新日:

 この夏アメリカではSNSを中心に、「ジャパニーズ・ウオーキング」というエクササイズが若者の熱い視線を集めています。いったいどんなエクササイズで、なぜ今人気になっているのでしょうか?

 ジャパニーズ・ウオーキングの正式名称は「インターバル・ウオーキング・トレーニング(I.A.T)」、約20年前に日本の信州大学の野瀬博教授らが考案したもので、日本では「インターバル速歩」と呼ばれています。ニューヨークタイムス記事では、「高齢化する日本人のための無理のないエクササイズを」ということで開発されたと伝えています。

 やり方は、1日30分、3分間の早歩きの後に同じく3分間のゆっくり歩きを5回くり返します。これにより通常のウオーキングに比べて血圧が下がったり、心臓や足の健康の促進にも役立つとしています。場合によっては1日8000歩以上の効果があるとも言われています。



 しかし、SNSで今年になって突然バズった理由は、こうしたメリットだけではありません。ヒットの鍵は「ジャパニーズ・ウオーキング」というネーミングです。単なるインターバル・ウオーキングに「ジャパニーズ」を加えることで、異国のエキゾチックで新鮮なテイストと共に、世界有数の長寿・健康国日本のイメージが強く打ち出され、一気にバイラル化したと考えられています。

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