食品値上げ4月は6カ月ぶり2000品目突破…要因に“逃げ場”なし、家計圧迫の無間地獄は終わり見えず

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■ナフサ不足で2万円負担増

 気になるリポートもある。野村総研の木内登英氏によれば、すでに日用品の価格上昇が始まっているというのだ。食品保存袋や食品トレーなどは、石油由来のナフサから作られるエチレンが原材料。ナフサ不足でメーカーがエチレンを減産しており、その結果、「エチレン由来の日用品は品不足を反映した小売価格の上昇が見られ始めている」という。

 原油価格上昇による日用品への価格転嫁は、数カ月から半年程度かけて緩やかに進むのが通例。だが、原油価格上昇に品不足が加わると、価格上昇はより大きな幅で、より早く表面化する可能性が高いという。木内氏の試算によると、エチレン由来の日用品の価格上昇に伴う家計の年間負担増(4人家族)は、1万8000~2万5500円にもなるという。

「既にエンゲル係数が40年ぶりの高さですから、食料品のさらなる価格上昇は大変。魚を取るにも重油が必要ですしね。あらゆるものが値上げ要因となる中で、対策が打てるとしたら『円安』でしょう。為替介入の目安とされた1ドル=160円も突破してしまいました。石油備蓄の放出だけでなく、外為特会の備蓄も取り崩して円買い介入すればいい」(経済ジャーナリスト・森岡英樹氏)

 家計圧迫の無間地獄は終わりが見えない。

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