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若月澪子

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

「士業で独立」を夢見る中高年の理想と現実 60歳を過ぎても役に立つ資格とは

公開日: 更新日:

士業の定年は、実は「60歳」!?

 50代以上のシニア世代向けの職業紹介所を取材した時のこと。そこには壁にデカデカと「最近取得した資格をアピールしても意味はありません!」と書かれた紙が貼られていた。自慢げに「少し前に行政書士を取りましてね」なんて話すシニアもいるのだろう。

 資格があっても実績が伴わなければ仕事が来ないのは、ちょっと考えればわかる話。しかも士業は飽和状態。士業に頼らなくてもチャッピー(生成AI)を使えばいいという現状も今後は加速するだろう。それでもホワイトカラーのサラリーマンは、「第二の人生は士業で独立」を夢見る人が多い。

 ところが現実には60歳を過ぎると、士業を引退する人がいる。なぜなら儲からないから。士業は営業して顧客を確保しなければならない「タレント業」。お客が来なければお金にはならない。

「私がやっている社会保険労務士は、年収500万円稼げれば勝ち組という商売です。私が社労士で得た年収は200万〜300万円がせいぜい。現役の士業でもお客を探すのが大変なのに、中高年の素人に仕事なんて来ないですよ。私もアパートの家賃収入や株式投資などをしなければ、士業だけで生活できませんでした」

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