子どもを守るSNS規制めぐり総務相が検討する「年齢確認の厳格化」は正しいのか
こうなると、「ただの場所貸しでいいのか?」という疑問が出てくるのも当然です。そこで出てきているのが、事業者側に年齢確認をもっと厳しくさせる案です。
この点で、もうひとつ大事なことがあります。子どもの「知る権利」です。子どもと言えど、表現の自由の受け手として、情報に接する機会がいたずらに制限されていいものではありませんし、このような制限が子どもの成長や社会参加の機会を奪ってしまうおそれがあります。
また「ルールを厳しくすれば全部解決する」というほど単純な話ではない点も問題です。結局のところ、この問題は「事業者にどこまで規制をさせるか」「家庭や学校は何をすべきか」という役割分担の話です。
SNSはもう特別な世界ではなく、日常の一部です。その中で子どもを守るには、法律だけでなく、家庭での声かけや使い方の見直しも含めて、いろいろな方法を組み合わせていく必要があります。単に「危ないから規制する」という話ではなく、どうすれば安全に使えるのかを社会全体で考えていく段階にきていると言えるでしょう。


















