熱中症予防で侮れない「朝食」の重要性…5割が抜きがち、毎日必ず取る人より発症率は1.6倍
朝食を食べないと300~400ミリリットル程度の水分を失う
済生会横浜市東部病院患者支援センター長の谷口英喜医師が言う。
「朝食を取らないと、睡眠中の発汗で失われた水分が補われないため軽い脱水とエネルギー不足のまま一日をスタートすることになります。さらに発汗によって水分と電解質が奪われると、体内バランスが崩れ、熱中症になりやすいのです」
記者はその前の晩にビールを飲んでいたから、アルコールに伴う脱水も重なって、ダブルパンチだ。
体が必要とする一日の水分量は約2.5リットル。食事から摂取する量は3食で約1リットルで、体内で合成される水分量が約0.3リットル。残りを水や茶など純粋な水分で摂取することになる。朝食を食べないと、合成される分を含めて300~400ミリリットル程度の水分を失うに等しい。そこにアルコールの脱水が重なると、なおさらだ。ただ、記者は社内で水分を取っていたはずだが……。
「ナトリウムをはじめ電解質が不足した状態で水分のみを摂取しても、十分に水分が吸収されないのです」
朝食を取れば、みそ汁やスープなどのほか、おかずでも塩分を補えるから、おのずと水分の吸収もスムーズになる。暑いときは食欲がわかず朝食を抜きがちだが、朝食こそ夏の健康維持に欠かせないのだ。
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