東大出身の小林政調会長は日本史を学ぶべき「2600年以上続く男系継承」は歴史なのか神話なのか…皇室典範改正で浮かんだ疑問
現在、日本の歴史は「旧石器時代」からはじまるとされているが、戦前においては、旧石器時代の石器が発見されていなかったため、旧石器時代が存在したという認識がなかった。日本の歴史は縄文時代からはじまるとされていたのである。
日本で初めて旧石器時代の石器を発見したのは、アマチュアの考古学者であった相沢忠洋氏である。相沢氏は、昭和24(1949)年に群馬県の岩宿遺跡で関東ローム層から黒曜石でできた打製石器を発見した。
これがきっかけになり、それまで否定されてきた旧石器時代の存在が証明されることとなり、日本の歴史区分は根本から変わった。日本の歴史は縄文時代からではなく、旧石器時代からはじまるとされるようになったのだ。
戦前には、縄文時代の人間は、神話に登場する日本に土着の国津神としてとらえられ、天孫降臨によってそうした人々は天津神に征服されたのだとされた。つまり、考古学の発見と神話とが矛盾することなく解釈できたのである。
ところが、旧石器時代が存在するとすれば、話は違ってくる。日本の旧石器時代は、およそ4万年前からはじまる。そうなると、皇紀と年代が大きくずれる。神話を信仰する根拠が失われたのだ。

















