著者のコラム一覧
黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

「実は隠し子がいて…」と死の間際に言われたら、どうする?

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 しかし、よく考えてほしい。イギリスの生物学者リチャード・ドーキンスが著書「利己的な遺伝子」で説いたように、人間はしょせん、遺伝子の乗り物にすぎない。

 社会的な契約や婚姻制度なんてものは、薄っぺらい紙に書いた文字の羅列。常識、社会のルールなんていうのは、単なる装飾品にすぎない。髪形、服装、メーク……何をやったって自分自身は変わらない。

「1000年後に自分のDNAがどれだけ残っているか?」

 これこそが生物学的な勝負、基準だと信じている。

■“隠し借金”よりマシか

 だから、シニアは自信を持って生きればいい。前述のケースはまれだとは思うが、全世界、いや全宇宙の歴史から見れば、自分の存在なんてちっぽけなもの。サル山のボスにもなれない。

「ごめん、本当は隠れ借金があるんだ。俺が死んだら、代わりにおまえたちが払ってくれ……」、これと比べたら、「どっちがいいのか?」は火を見るより明らかだ。

 自分がいかに恵まれた存在であることを、いま一度、噛みしめるべきだろう。そして、何事もなかったように、余生を心穏やかに過ごせばいい。「生きた」という証拠を残すだけでも、十分な価値があったのだから……(過去形、笑)。

【連載】シニアのためのマネー講座

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