犬猫は体温調節が苦手、しかも夏バテは胃腸に出る…そんなときの対処法とは?
猫もこの時季は1日1回のブラッシングを
猫は自宅で過ごすことが多い。大切な“わが子”のために、夏に仕事などで留守にするときは、熱中症対策でひと部屋だけエアコンをつけっ放しにしている。そんな愛猫家は少なくないだろう。夫と5歳の猫と暮らす40代女性もそんな一人だ。昨年の夏は愛猫に吐き戻しが増えたのに加え、便が硬くなり、心配したという。
「最初は猫ならではのグルーミングで口に入れた毛を吐き戻しているのかと思ったのですが、頻度がいつもより多く、吐いた感じも重いような気がしました。そんなことが続いたときに便がだんだん硬くなり、しまいに出にくくなっていったのです。『これは大変』とすぐにかかりつけの動物病院に連れていきました」
診察を受けると、原因は見立て通りグルーミングだったが、夏ならではの事情が影響していたという。
猫は、窓などから日差しの強さや暑さを感じると、脳下垂体が換毛の指令を出す仕組みを備えている。この猛暑だと、長毛種はもちろん、短毛種も換毛の量が多くなって、グルーミングで毛をのみ込む量も増える。それによって、まず痰が絡んだような空咳の症状が見られる。のみ込んだ毛玉が胃から小腸、そして大腸に流れていくと、便が硬くなり、強くいきんでも排泄されなくなる。そうすると、再び吐き戻そうとするが、大腸に流れ着いた毛玉を吐き戻すことはできない。症状が重くなるゆえんだ。
「先生に便の滑りをよくして毛玉の排泄をサポートする薬を出してもらってよくなりました。アドバイスに従って、梅雨入りくらいからブラッシングもしていて、今年は問題ありません」(40代女性)
換毛期は毛の長さにかかわらず、猫も吐き戻し対策で1日1回のブラッシングが効果的。毛をカットするときはハサミよりバリカンが無難だという。
◇ ◇ ◇
便の形や色、臭いは腸の健康をチェックする材料になる。犬や猫の便はコロコロとした形が理想で、通常は朝と夜の1日2回。便の状態に違和感があれば、かかりつけの獣医師に診てもらおう。
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