(6)スロットの大当たりはよかったものの、その後が…
もうひとつ、とても小さな「幸い中の不幸」があった。ショッピングセンターにテナントとして入っているスーパーマーケットでの出来事。あるお客さまが、「幸い」にも特売の10個入り卵パックの最後の一つを手に入れたまではよかったが、レジを通した後、袋詰め台の隅に卵を当てて割ってしまったという「不幸」。幸か不幸か、私は30歳代の女性のお客さまの姿を見てしまった。しばらく立ちすくんだ後、小声で吐いた独り言がかすかに聞こえてきた。「ありえない」。その光景を見た私はインカム(無線)で係を呼び、清掃を依頼した。
渦中のお客さまは店員を呼び、事態を説明し新しい卵を要求していた。もちろんお客さまの過失なので代替の卵は得られなかった。
この2つのケース、「一時の幸運も下駄を履くまでわからない」ということを私に教えてくれた。


















