迷宮入り直前で夫を再び逮捕! 米コロラド州女性殺害事件の決め手は「動物用鎮静剤」だった
迷宮入りしかけていたアメリカの殺人事件で、一度は起訴が取り下げられていた被害女性の夫が再度、殺人の容疑で逮捕されて注目を集めている。決め手となったのは犯行に使用された“動物用鎮静剤”だった。
2020年5月10日、コロラド州シャフィー郡に住むスザンヌ・モーフューさん(当時49=写真右)が行方不明に。スザンヌさんは夫のバリー・モーフュー被告(57=同左)と2人の娘と4人暮らしだった。
スザンヌさんの遺体は発見されなかったが、スザンヌさんがバリー被告と離婚して、不倫相手と再婚しようとしていたこと、それをバリー被告が知っていたこと、バリー被告のアリバイをめぐる供述が虚偽だったことなどの状況証拠から、バリー被告は2021年5月に殺人などの容疑で逮捕された。
しかし検察側が、被告にとって有利な証拠を隠ぺいしたことなどが判明し、22年4月に起訴が取り下げられ、バリー被告は釈放された。
スザンヌさん失踪・殺害事件は地元では大きな波紋を呼び、フェイスブックに情報提供を呼びかける支援グループが複数、立ち上げられた。写真はそのひとつに投稿されたものだ。