金融マーケット激震 水面下で広がる「7・1米ドル崩壊説」
ドル崩壊は近い――。
株式市場にそんな怪情報が流れている。
「このところマーケットの話題はW杯一色でしたが、日本代表の1次リーグ敗退が決まり、25日は市場にどんより感が漂った。日経平均も前日比109円安の1万5266円で引けています。ムードが良くない時は、降って湧いたような悪材料が出やすい。それがドル崩壊なのです」(市場関係者)
今のところ為替相場に不穏な動きは出ていない。1ドル=102円台前半から101円台前半と安定しているが、水面下で奇妙な臆測が広がっている。
「米国の長期金利に関する話です。米FRBは出口戦略を進め、NYダウは史上最高値圏にあります。景気も上向いてきた。本来なら長期金利は上昇するはずなのに、なぜか2.5%程度と低いままです。疑問を抱くマーケット関係者は大勢います。そこで出てきたのが、FRBはベルギーの中央銀行を経由して米国債を大量に買っているという仰天情報です。その効果によって低金利が続いているというのです」(株式アナリストの黒岩泰氏)