9月は昨年比2倍超 歯止めきかない「円安倒産」激増の悪夢

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 昨年9月、原材料高による倒産は11件に過ぎなかった。ところが今年9月は倍以上の28件に達した(東京商工リサーチ調べ)。

「ドル円相場は、わずか1カ月半で8円近くも円安に振れたのです。中小零細は対応できないでしょう。倒産急増は予想された事態です」(市場関係者)

 先週は一時1ドル=110円台を付けた。日本商工会議所が実施した「望ましい為替水準」調査では「105円未満」が81%。それ以上の円安は、企業経営に悪影響を与えるということだ。

 静岡県の電子部品製造業は、「取引先の生産拠点はすでに海外に移転しているため、円安になっても受注は増えず、むしろ輸入部品の価格上昇が利益の圧迫を招きかねない」とし、福井県の建設業は、「円安進行に伴うさらなる資材価格高騰を懸念」と回答している。


 現状の1ドル=110円近い水準が持続したら、中小零細の倒産はますます増加しかねない。

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