ソフトバンク孫社長101億円 配当金“株長者20人”の顔ぶれ
“株長者の経営者”が株式市場で話題に上っている。
「保有株(自社株)で巨額な配当金を手にした企業の社長や会長は結構いるのです。今年は100億円を超す配当金を得た経営者が出ました。うらやましい限りです」(市場関係者)
少し前に、市場は上場企業の高額役員報酬に騒いだが、今度は配当金長者にスポットが当たっている。“1億円プレーヤー”の常連であるカルロス・ゴーン日産自動車社長の役員報酬は10億9800万円、同じくソニーの平井一夫社長は9億1400万円だった。一般サラリーマンから見れば途方もない金額だが、配当金長者はスケールが違う。
■役員報酬は少なめでも……
「創業者の場合、役員報酬を低く設定している人が大勢います。理由は簡単です。配当金が膨大だからです」(株式評論家の倉多慎之助氏)
ソフトバンクグループの孫正義社長は、その典型だ。役員報酬は1億3900万円で、副社長の宮内謙氏(6億1700万円)の4分の1以下。一方、孫社長の受け取る配当金には度肝を抜かれる。