ゴーン逮捕に市場騒然…日産株はどこまで下がるのか?
株式市場も“ゴーン・ショック”に襲われた。20日、日産自動車の株価は一時、前日比マイナス6.5%まで下落し、年初来安値を更新。終値は54.8円安の950.7円(マイナス5.45%)だった。
「これから先、ゴーン容疑者に関する悪いニュースが、連日のように飛び出す恐れは高いでしょう。横領や特別背任に問われれば、日産のイメージダウンは計り知れず、株価は、さらに下落していくことになります」(株式評論家の倉多慎之助氏)
いったいどこまで下がるのか。市場で囁かれるのは675円という水準だ。これには理由がある。
「不祥事などで企業イメージが大幅にダウンした場合、株価は直近10年の高値の半値まで下落するジンクスがあります。日産の高値は2015年6月につけた1350円。その半値は675円というわけです」(倉多慎之助氏)
20日の終値から、約275円下がっても不思議はないのだ。
■日経平均2万円割れも