ポケットマルシェ 高橋博之社長<1>きっかけは東日本大震災

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 ポケットマルシェ(通称ポケマル)は、旬の食材を全国の農家や漁師から直接買うことができるアプリだ。

 生鮮食材の産地直送便は少なくないが、一般的には中間業者がいて、商品の仕入れや発送業務を行っている。

 ポケマルの場合は、スマホひとつで生産者と消費者が直接取引をする“食べ物版メルカリ”とも言うべきサービスが特徴だ。

 大規模流通を介在した市場では規格と安定供給が問われ、曲がったキュウリや脚が1本欠けたカニ、または少量生産の食材ははじかれてしまうが、個人間の取引ではそれらも十分通用する。

 養殖カキに付着している赤皿貝や、イセエビ網にかかるナガヅカという魚など、今まで流通に乗らなかったマイナーな魚介類も、お宝的な食材として喜ばれているという。

 岩手県議会議員だった高橋が第1次産業に関わるようになったのは、2011年に起きた東日本大震災がきっかけだった。

 被害の大きかった三陸地域で支援活動をしていく中で漁師たちと知り合い、疲弊していた漁業の実態を知ることになる。

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