外交関係は冷え切るのに…韓国に日本人が大挙している理由
冷え切った日韓関係が続いているが、リピーターを中心に韓国を訪れる日本人が急増している。
韓国観光公社によると、今年1月から6月まで韓国を訪れた日本人は前年同月比で20~35%増と高水準だった。安倍首相が対韓輸出規制を発表した7月も同19.2%増と好調を維持。「足元も減っている印象はありません。引き続き堅調に推移するのではないか」(JTB総合研究所の担当者)という。
実際、ソウルには日本人観光客があふれている。なぜ今、日本人が大挙して韓国を訪れているのか――。
ひとつは、空前のウォン安(円高)だ。2015年と比べ現在、20%もウォン安が進行している。ソウルで1万円を両替すると、15年では9枚の1万ウォン札だったが、今は11枚も返ってくる。
加えて、ここにきて、日本とソウルを結ぶ航空券が大幅に値下がりしている。