「アンジェス」独自技術で新型コロナワクチンの開発を発表
先週も、NY市場が連日の乱高下で、歴史的な大暴落となりました。NYダウは一時2万ドルを割り込み、2月12日の史上最高値2万9568ドルから、1万ドルを超える下げ。日経平均株価も、1月17日の年初来高値2万4115円から、1万7000円を割り込む大暴落となっています。
■日経平均は底値圏か
米FRBが1%の緊急利下げし量的金融緩和を再開。日本銀行もETFの買い入れ枠を年6兆円から12兆円への増額など、平時であればビッグサプライズの金融政策を矢継ぎ早に打ち出していますが、株価下落は止まりません。日経平均株価の株価純資産倍率(PBR)は、リーマン・ショック時の最低値0・81倍に接近しており、解散価値で考えても底値圏に到達したといえます。
その中での光明は富士フイルムホールディングスが、18日にストップ高したことです。子会社の富山化学が開発した抗インフルエンザ薬「アビガン」が、中国で有用性が確認され、後発薬が中国企業によって生産されるとのニュースがあったからです。その他にも、抗HIV薬などの有効性も指摘され、続々と治療薬候補が見つかっています。