岸田首相がコロナ禍で“連夜の会食”…経済界は賛否二分
官界通(以下=官) 新型コロナウイルスの感染者がまた増え始めているなか、岸田文雄首相が3月29日から4月1日まで連日連夜、財界人や政治家らと会食を続けていた。これでいいのかね。
政界通(同=政) いや、いいわけはない。
官 そうだろう。
財界通(同=財) 報道によると、夜の相手は三村明夫・日商会頭をはじめとする財界の重鎮6人、十倉雅和会長ら経団連の正副会長5人、甘利明・前自民党幹事長ら親しい政治家4人、そして二階俊博・元自民党幹事長ら有力議員5人と、普段なら景気対策や夏の参議院選などについて意見交換をしておかしくない顔ぶれだが、29日までの1週間に37都道府県で感染者が増えていた。
官 そうだ。30日の厚労省の専門家会合で「リバウンドの兆候が見え始めている可能性がある」と指摘があり、国会でも政府対策分科会の尾身茂会長が「リバウンドが起きる可能性があるということを、じっくりと考えておいたほうがいい」と警告した。そうしたなかで首相が大勢で会食を続けては、国民に緩みが広がってもおかしくない。