サンコー 山光博康社長(1)年間100商品を生み出すアイデア家電メーカー

公開日: 更新日:

 サンコーは「面白くて、役に立つ」をコンセプトに、今までなかったアイデア家電を開発、販売するメーカーだ。

 一例を挙げても、14分で炊ける弁当箱炊飯器、煙が出ない自動回転焼き鳥メーカー、寝袋タイプのおひとりさまこたつなど、ユニークな便利商品ばかり。主に、単身者向けや時短化を実現する製品づくりに力を注いでいる。売り上げは好調で、2019年度の17億円から20年度には44億円と、コロナ禍において250%の売り上げアップを果たした。

 その立役者となったのが、近年の猛暑を背景に累計100万台以上を売り上げている「ネッククーラー」だ。大きな動脈が走る首を冷やせば体温が下がるという原理を生かした商品で、ヘッドホンを小さくしたような形の商品を首にかけるだけで、ひんやりとした涼感を得ることができる。

 同社では年間100商品を開発、販売しているが、ネッククーラーは売り上げの4割を叩き出す、圧倒的な稼ぎ頭になっている。

■全社員が週1回ごとにアイデア出し

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし