サンコー 山光博康社長(1)年間100商品を生み出すアイデア家電メーカー

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 サンコーは「面白くて、役に立つ」をコンセプトに、今までなかったアイデア家電を開発、販売するメーカーだ。

 一例を挙げても、14分で炊ける弁当箱炊飯器、煙が出ない自動回転焼き鳥メーカー、寝袋タイプのおひとりさまこたつなど、ユニークな便利商品ばかり。主に、単身者向けや時短化を実現する製品づくりに力を注いでいる。売り上げは好調で、2019年度の17億円から20年度には44億円と、コロナ禍において250%の売り上げアップを果たした。

 その立役者となったのが、近年の猛暑を背景に累計100万台以上を売り上げている「ネッククーラー」だ。大きな動脈が走る首を冷やせば体温が下がるという原理を生かした商品で、ヘッドホンを小さくしたような形の商品を首にかけるだけで、ひんやりとした涼感を得ることができる。

 同社では年間100商品を開発、販売しているが、ネッククーラーは売り上げの4割を叩き出す、圧倒的な稼ぎ頭になっている。

■全社員が週1回ごとにアイデア出し

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