OKI×日立製作所 防衛関連も手掛ける総合電機メーカーの給与比較
日本の防衛力強化が話題です。先週スタートした国会では“防衛増税”も議論されるのでしょう。ウクライナに対し、ドイツが戦車を提供するなど防衛関連の動きは激しさを増しているようです。
日本の自衛隊が調達する火器や誘導武器などの装備品を扱う防衛装備庁は、毎年、調達品の上位20社を公表しています。今回は、そのなかに社名が出てくる総合電機の「沖電気工業(OKI)」と「日立製作所」の社員待遇を比較してみます。
OKIは、曳航式パッシブソナーなどの納入実績があります。契約高では10位(2021年度)に位置しています。創業は1881年、日本最初の通信機器メーカーとして知られます。現在はATMなどの情報通信システム、プリンター、EMS(設計・製造受託サービス)が3本柱です。
日立製作所は、掃海艦ソナーシステムなどを手掛けています。契約高は9位。1910年創業の日本を代表する総合電機メーカーです。ヘルスケアやLED照明、太陽光発電など幅広く活躍しています。
業績はどうでしょうか。22年3月期(連結)で比較してみます。売上高はOKIが3521億円、日立製作所が10兆2646億円(売上収益)。営業利益は59億円と7382億円、純利益は21億円と5835億円です。