NY株急反落! 一時720円超安、クレディスイスの経営不振で「信用不安」再燃
15日のニューヨーク株式相場は、スイス金融大手クレディ・スイスの経営不振を受けて信用不安が再燃し、欧米市場で金融株が売り込まれる中、反落した。
ダウ平均は前日終値比280.83ドル安の3万1874.57ドルで終了。下げ幅は一時720ドルを超えた。
この日のダウ平均は、世界的に事業を展開するクレディ・スイスの株価急落を発端とした欧州株安を受け、急反落してスタート。米中堅銀行シリコンバレー銀行(SVB)の経営破綻で、市場の地合いが悪化する中、金融株を中心に売りが膨らみ、一時は全面安となった。
ただ、スイス国立銀行(中央銀行)と同国金融監督局(FINMA)が、クレディ・スイスに対し、「必要があれば流動性を供給する」として、資金支援の用意があるとの共同声明を発表したことが米市場に伝わると、ダウ平均は終盤にかけて下げ幅を急速に縮小した。
■東証432円安スタート
これを受けて16日の東京株式市場も反落スタート。日経平均は前日終値比432円81銭安の2万6796円67銭で寄り付いた。