AKOMEYA TOKYO 山本浩丈社長(2)1999年にダイエーを離れ、スターバックスに転職

公開日: 更新日:

「地区マネジャーの仕事は、一種のコンサルのようなものです。ですから、いろんな経営管理ツールを使ったり経営者本を読み漁ったところ、稲盛(和夫)さんのアメーバ経営に行きついた。そこでアメーバ経営をさらによく知る意味もあり、入社しました」

 しかし3年後、再びスターバックスに戻る。

「当時の日本のスターバックスは、米スターバックスとサザビーの合弁会社でした。そして現在サザビーリーグの角田良太社長は、最初のスターバックス時代、ずっと上長でした。その彼から戻ってこないかと誘われたのです」

 2度目のスターバックスでは「リージョナルディレクター・オブ・オペレーション」という100店舗ほどを統括するポジションにつき、さらに企画本部長となる。企業として大きく成長していたが、山本には物足りなさもあったという。

「戻った時、守りに入っていると感じました。指示待ち人間が多く、自由さがなくなっていた。そこで創業者のシュルツが来日した際、その話をしたのですが、彼は自らのスピーチの冒頭で『break the rule』と叫んでくれたのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」