村山治
著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。

【東京佐川急便事件】異聞(156)生原秘書が特捜部に「事実と異なる」供述をした理由

公開日: 更新日:
日歯連事件の村岡兼造元官房長官(代表撮影)

 金丸信の金庫番秘書、生原正久は筆者の取材に「調書の内容は作りあわせ。実際の5億円の授受の時期が違う」と語った。事実なら、金丸有罪の根拠となった生原の供述調書の信用性に疑問符がつく。生原は、なぜ記憶と異なる事実を述べたのか(太字は「法と経済のジャーナル」から引用)。

 ※ …

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