著者のコラム一覧
村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(166)政界側から浮上した「取り調べに代えて上申書で済ませる」案

公開日: 更新日:
金丸信・前自民党副総裁の自宅を訪れた梶山静六国対委員長=1992(平成4)年10月(C)共同通信社

 朝日新聞1992年9月12日朝刊が「東京地検、金丸氏に出頭要請 本人は応じぬ意向 佐川献金」と報じると、翌13日の毎日新聞朝刊は「金丸氏側、上申書提出の意向 本人事情聴取の打診受け」と伝えた。

 竹下派内では、小沢一郎らのグループが検察との全面対決辞さずの姿勢だったのに対… 

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