苦渋の決断の舞台裏「うまい棒」初値上げから1年半…やおきん営業企画担当者が明かす

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「ウチは、わかりやすく言うと『ファブレス企業』(企画、設計、販売などを行い、製造は外注工場に委託する企業)です。ただ、勘違いしてほしくないのは、メーカーさんとはビジネスライクの関係性じゃないということ。結び付きはもっとずっと強固です。一緒にいいものをつくって売ろうぜ! と。一心同体の気持ちです。ただ、業界的に駄菓子メーカーさんも減ってきていて……。メーカーさんが廃業したら、商品自体が作れなってしまう。ある駄菓子は、昔は数十社が製造していたけど、今はたったの数社しか作っていない、それが現状です。取引のあるメーカーさんが廃業したら、同じ味を作れないかと別のメーカーさんに掛け合って、なんとか商品を世に残そうと奮闘しています」

■物価高が思わぬ形でビジネスチャンスに

 ――海外展開は。

「一部では行っていますが、今は国内の需要に供給が追い付けていない状況です。円安だからと海外に飛びつくのではなく、まずは国内にしっかり供給していきたい。将来的に国内の供給が安定してきたら、海外展開を視野に入れたいと考えています」

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