野党結集「政治改革政権」の現実味…立民・泉健太代表の覚悟とリーダーシップが問われる
自民党派閥のパー券裏金事件をきっかけに、政権交代が実現するか。
立憲民主党の泉健太代表が、野党各党に「政治改革政権」をつくるための連携を呼びかけている。
泉代表は、憲法改正などで隔たりがある日本維新の会や国民民主党などにも「政治資金規正法の改正は、新しい政権を実現する政策の共通項目になる」と提案。「同じ穴のムジナと見られたくない」と山口代表が裏金問題を批判した公明党にまで、「連立を離脱して政治改革を訴えるべきだ」と秋波を送っている。
「泉代表は政治資金規正法の改正に加えて、維新が主張する調査研究広報滞在費(旧文通費)の改革や、国民民主の看板政策であるトリガー条項の発動なども共通ミッションとして挙げている。ただ、共産党との距離感など、党のスタンスが違いすぎて包括的な政策協定は結べない。立憲とは、政治改革などのワンイシューで手を組むのが限界です」(日本維新の会関係者)
それなら、細かい政策の違いにはひとまず目をつぶり、政治改革の一点で結集してはどうなのか。
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