自民党もう1つの“裏金スキーム”発覚で「茂木vs安倍派幹部」最終バトル勃発? 森喜朗元首相乱入の可能性も

公開日: 更新日:

 自民党派閥パーティー裏金事件で、本来、党内調整に動くべき茂木幹事長のサボタージュが続いている。党所属議員へのアンケート調査も、裏金議員への聞き取りも森山総務会長に“丸投げ”状態だ。

 近々、裏金議員の処分を決定しなければならない立場だが、安倍派幹部から猛反発を食らうのは必至。最大の原因は、茂木氏自身が安倍・二階両派の裏金づくりとは別の“裏金スキーム”に手を染めていること。「茂木VS安倍派幹部」の処分をめぐる最終バトルが勃発しそうだ。

  ◇  ◇  ◇

 森山氏は裏金議員の処分について「(17日の)党大会までに一定の整理がつけば一番いい」と発言。岸田首相も「可能な限り早いタイミングで判断」と言っている。党大会を期限とするなら、11日(月曜日)からの週内に処分を決定する必要がある。

 焦点は、巨額の裏金をつくっていた安倍派の5人衆を含む幹部らの処分だ。浮上しているのは、事務総長経験者ら幹部の「3カ月以上、2年以下の党役職停止」や「選挙における非公認」という案だ。

「処分内容に関わる議論をリードするのは茂木さんです。現在、幹事長として、事件を受けた党則やガバナンスコードの改定についての議論を主導しています。処分を決定する党紀委員会の招集を要請できる権限も持っている。安倍派幹部の処分については、茂木さんの意向が強く反映されることになるでしょう」(官邸事情通)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る