「政策集団」容認に《お手盛り》と総ツッコミ…自民・政治刷新本部の改革案が“火に油”

公開日: 更新日:

 無理もないだろう。岸田首相に次ぐ刷新本部ナンバー2の本部長代行である茂木敏充幹事長(68)は、自身が率いる「茂木派」(平成研究会)を存続させたまま。そして茂木氏自身もまた、収支報告の記載が厳格な資金管理団体「茂木敏充政策研究会」から、公開基準の緩い別団体「茂木敏充後援会総連合会」にカネを寄付し、使途を分かりにくくさせる“マネーロンダンリング”の手法で裏金を作っていたのではないかと指摘されているのだ。

 この状況で「政策集団です」と言われて「なるほど」と信用する市民、国民は果たしているのだろうか。

 岸田首相が刷新本部で強調した「特権意識を是正し政治家も責任を取る。こうした改革を進めていかなければならない」との挨拶に対する反応にも辛辣な意見が目立つようだ。

《特権意識を持っていたわけね。そして問題が発覚しても責任を取らないことも自覚している。最悪じゃん》

《子供でも分かる「当たり前のこと」を今さら強調されてもな。この人たちが日本を動かしていると思うと最悪な気分になる》

 どうやら改革案は世論の怒りの火に油を注ぐ結果となっているようだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  3. 3

    愛知県犬山市にある「もうひとつの万博」に行ってみた “本家”と違いストレスフリー&コスパよし

  4. 4

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(16)小熊を屋内で放し飼い「筋肉、臭い、迫力、存在感がぜんぜん違った」

  1. 6

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    メンバー全員兵役終了で気になる「BTS復活」とNewJeans騒動の行方

  4. 9

    中居正広問題のキーマン元編成幹部を“地雷”扱い…「大甘処分」を下したフジテレビの魂胆

  5. 10

    精米「目詰まり」で備蓄米大行列は解消ならず…工場フル回転も大手の余力はゼロ