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真保紀一郎経済ジャーナリスト

ロイヤルHD(上)コロナ禍を乗り切ったファミレス業界の“元気印”、お家騒動ぼっ発も

公開日: 更新日:

 しかしやがて画一的な味が飽きられたこともあり、次第に客足が遠のいていく。ロイホも例外ではなかった。

 業績が悪化すると不採算店を閉鎖するなどのリストラを行う。そうすると利益は改善するが売り上げが落ちる。利益が出るようになったので今度は店舗数を増やせば出店コストがかかり減益となる。これを繰り返しながら長期低落傾向にあったのが10年ごろまでのロイホの実態だった。

 業績が悪くなると会社の雰囲気も悪くなる。11年には前会長と当時の会長が対立、最後は両社揃って取締役を退任するというお家騒動も起きた。

 そんな危機的状況にまで追い込まれたロイホ、そしてロイヤルHDはいかにして蘇ったのか。次回で詳しく見ていこう。 =つづく

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