著者のコラム一覧
真保紀一郎経済ジャーナリスト

ロイヤルHD(上)コロナ禍を乗り切ったファミレス業界の“元気印”、お家騒動ぼっ発も

公開日: 更新日:

 しかしやがて画一的な味が飽きられたこともあり、次第に客足が遠のいていく。ロイホも例外ではなかった。

 業績が悪化すると不採算店を閉鎖するなどのリストラを行う。そうすると利益は改善するが売り上げが落ちる。利益が出るようになったので今度は店舗数を増やせば出店コストがかかり減益となる。これを繰り返しながら長期低落傾向にあったのが10年ごろまでのロイホの実態だった。

 業績が悪くなると会社の雰囲気も悪くなる。11年には前会長と当時の会長が対立、最後は両社揃って取締役を退任するというお家騒動も起きた。

 そんな危機的状況にまで追い込まれたロイホ、そしてロイヤルHDはいかにして蘇ったのか。次回で詳しく見ていこう。 =つづく

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る