旧文通費めぐる維新vs自民のバトルは“プロレス劇”? 馬場代表の激怒も世論は冷ややか
■「借用書に返済期限は書かないで」と言われて「分かった」というようなもの
公党間の水面下の交渉内容を、当事者である代表が会見で明かすのは異例だが、それだけ馬場氏が腹に据えかねているということだろう。ただ、当初は維新に同情的だった世論は、維新が「信用して」という自民の意見を疑いもせずに受け入れていたことに疑問を感じつつあるようだ。SNSではこんな声が出ている。
《カネを貸した相手から「借用書に返済期限は書かないで」と言われて「分かった」というようなもの。信用できるはずがない。維新も維新だな》
《この文言は削除して。信用して、と言われて消すのか。口約束も約束だが、後で何とでも言い逃れできる。それをさせないための合意文書だろう。なんか怪しいな》
《規正法の自民案に乗ったことに批判が出ているから、馬場さんは激おこのフリしてかわそうとしている。つまり、プロレス(やらせ)?》
立憲民主党の斎藤嘉隆・参院国対委員長(61)も今回の件について、「(自民も維新も)文書の中身も見ずに合意したのか」と呆れていたが、その通りだろう。いずれにしても、自民、維新の“プロレス劇”だったとしても、もっとも「騙されている」のは国民だ。
■関連記事
-
語り部の経営者たち 象印マホービン 市川典男社長(3)高級炊飯器がヒットもライフステージにあわせて選ぶことができる製品を…
-
語り部の経営者たち 象印マホービン 市川典男社長(2)家庭用品メーカーのトップブランドを目指して…“CM戦略”が大当たり
-
注目の人 直撃インタビュー リゾート開発計画に揺れる野沢温泉村の村長に聞いた「ニセコでも白馬でもない独自文化の根付く唯一無二の村をつくる」
-
「もうけびと」に聞く金儲けの秘訣 ゴキブリ駆除で業界革命を起こした男に聞いた 完全駆除率99.5%、リピート率97.9%の秘密
-
クルマは乗らなきゃ語れない 新型ダイハツ ムーヴに初試乗! スライドドア化は是か非か? 王者ホンダN-BOXと比べてみた
-
経済ニュースの核心 「エムット」の商標巡り“ニアミス”騒動も…三菱UFJ銀はポイント還元率最大20%ブチ上げ預金獲得強化へ