金利上昇局面なのに…銀行株はなぜ活気づかない?

公開日: 更新日:

③不良債権増加のリスク

 金利が上昇すると、企業や個人の借り入れコストが増加し、返済不能や不良債権の増加リスクが高まってしまう。銀行の財務健全性に対する懸念が広がるというわけだ。

④海外投資家の慎重な姿勢

 邦銀株も、海外の機関投資家が大きな影響力を持っているが、上記の②や③の理由に加え、日本の銀行株は自己資本収益率が低く、欧米の銀行に比べ収益性が悪いとみられている。こうしたことが海外からの積極的な投資を抑制しているのだ。

 以上のように、金利上昇で恩恵を受ける数少ない業種である銀行株もこれだけ問題点を抱える。久しぶりの「金利のある世界」になった日本だが、株式市場が上昇を継続するのはまだまだ厳しいものがあるということだ。(丸)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    TBS「ラヴィット!」の“テコ入れ”に不評の嵐! グダグダぶりを楽しむ独自性損失で視聴者離れ加速危機

  2. 2

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  3. 3

    「オールスター感謝祭」で“ブチギレ説教” …島崎和歌子は今や「第2の和田アキ子」の域

  4. 4

    NHK朝ドラ「風、薫る」巻き返しを阻む“最大のネック”…見上愛&上坂樹里Wヒロインでも苦戦中

  5. 5

    米国とイランが2週間の停戦合意も日本は存在感ゼロ…お粗末すぎた高市外交を識者「完全失敗」とバッサリ

  1. 6

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  2. 7

    高市政権が非情の“病人切り捨て”強行で大炎上! 高額療養費見直し「患者の意向に沿う」は真っ赤なウソ

  3. 8

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  4. 9

    JFAは森保一氏の“囲い込み”に必死 W杯後の「次の日本代表監督」のウワサが聞こえない謎解き

  5. 10

    『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る