今さら政倫審に出席したいって…自民安倍派“裏金参院議員”の遅すぎた懺悔 来年の選挙落選に現実味

公開日: 更新日:

「愚か者が!」

 衆院選で東京7区から鞍替え出馬し、落選した自民党前参院議員の丸川珠代氏(53)ならこう叫ぶに違いない。旧安倍派(清和政策研究会)の参院議員が裏金事件で弁明する機会を得たいとして、参院政政治倫理審査会(政倫審)への出席を検討する声が相次いでいることに対してだ。

 旧安倍派の参院議員約20人が6日、国会内で会合を開いて意見交換。出席者からは裏金事件を巡り、政倫審の弁明に応じたいとの意見が出たという。

 自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を受け、参院政倫審は3月、関与した32人について審査に付すことを全会一致で議決。これを受け、世耕弘成・前参院幹事長(61=現衆院議員)、西田昌司議員(66)、橋本聖子・元五輪相(60)の3人が政倫審に出席したものの、残りの29人は応じず、5月に再び出席要求が議決された際も全員、拒否する姿勢を見せていた。

 3月に応じなかった政倫審への出席を8か月も経った今、なぜ積極的に出席する意向を示しているのかと言えば衆院選で自民が惨敗したから。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」